健康住宅 |
健康住宅にこだわる理由 |
私は小さいころからアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息でした。大きな原因はハウスダストと呼ばれるほこり・ダニなどでした。
私自身の体のためにどのようにすれば良いのか考えました。1日のうち約半分生活している家を体にあったものにすれば良いのだと気づき、その方法をいろいろ勉強しました。
|
アレルギーになる原因 |
室内の空気汚染の原因物質としては、おおきく次の4つに分けられます。
1.生物・・・ダニ、カビ、ペットの毛、ウイルスなどの細菌
2.空気・・・一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)
3.化学物質・・・ホルムアルデヒド、VOC(揮発性有機化合物)、殺虫剤などの農薬
4.粒子状物質・・・塵埃、タバコの煙など
|
|
シックハウス症候群 |
ダニやカビは掃除するとなくなり、空気は換気をするとよくなりますが、化学物質は建材に使われており、半永久でてきます。
「化学物質過敏症」は、頭痛、喘息、吐き気、目の痛み、倦怠感など、その症状はさまざまですが、室内の空気汚染のうち、ホルムアルデヒドやVOCに代表される化学物質が原因です。
「シックハウス症候群」の原因でも特に問題となるのが、床や家具に使われている合板や壁紙に含まれているホルムアルデヒドです。
1872年ドイツの科学者バイエルは、フェノールとホルムアルデヒドの化学反応によって樹脂と類似した素材が出来ることを突き止めました。それが合成樹脂・合成化学物質の誕生の瞬間です。それ以降、自然界にはまったく知られていない新しい素材を次々と作り出すことが出来るようになり、特に第二次大戦以降、建築資材は劇的に変化していきました。そして、欧米では80年代前半から、日本でも90年代あたりからシックハウス症候群という新しい病気が問題化されはじめました。シックハウス症候群・あるいは化学物質過敏症の怖さは、少量の化学物質でも長期間浴び続けていると体内に蓄積され、身体の受け入れる許容限度いっぱいになった状態で汚染されると発病の原因のなるということです。これは花粉症の例にも見られるように、現在元気な人でもある日突然アレルギー疾患陥る可能性があると言う事です。また花粉症を例に取ると、40年前は日本にほとんど患者がいなかったのに対し、現在では人口の20%以上の人が掛かっているといわれています。
シックハウス症候群・そして、その先にある内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)は、人間の細胞レベルの影響といわれ、これは、人類存亡に関係するかもしれない、とさえ言われています。さらに問題なのは、影響が出てからその原因物質を確定することは常に可能とはいえないことで、今のところ対策は予防しかありません。過去の水俣病・カネミ油症などの公害問題等のいつも被害者は弱者であり、失われた健康は二度と戻ってはこないのです。
|
| 健康で暮らせる住宅 |
自然素材や無垢材には化学物質がほとんど入っていないのでシックハウス症候群にはならないのです。フィトンチッドなど自然素材に含まれている成分は気持ちを落ち着かせストレスを和らげてくれるのです。また自然素材は、湿度が高いときは湿気を吸収しカビの発生を押さえ、湿度が低く乾燥したときは湿気を出しのどの痛みや喘息から守ります。
住宅を建てる場所、形(デザイン)や間取りなどを建築医学の点から考慮する。例えば線路の隣だといつも電車の音で落ち着くことができません。また歪な形の家だと掃除がしにくく、ほこりが溜まりアレルギーや喘息などになります。
このようなことを、そこに住むすべての人(家族)と考え・話し合いをしてつくり、その家族に合った家に住んでこそ、「健康に暮らせる住宅」といえるのではないでしょうか。
|
|
|